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メモ:総説 リウマチ性疾患における生物学的製剤の進歩/金色のSE

最近の生物学的製剤の進歩にはなかなかついていけません。なので、自分の勉強のためにlog↓

リウマチ性疾患における生物学的製剤の進歩

臨床リウマチ Vol. 28(2016) No. 2

https://www.jstage.jst.go.jp/article/cra/28/2/28_97/_pdf

【抄録】関節リウマチでは,生物学的製剤の登場により臨床的寛解が現実の治療目標となり,関節機能のみならず生命予後の改善がみられる.さらに,従来の製剤
に効果不十分な症例に対してさらに異なる標的分子に対する製剤の開発が進んでいる.一方,関節リウマチの以外の他のリウマチ性疾患での生物学的製剤の開発
は十分ではない.その背景には,免疫反応により生じ得る臓器障害には,様々な細胞による組織構築されている臓器の複雑性が起因するため,一つの標的分子の
阻害のみでは疾患の制御が難しいことも示唆されている.全身性エリテマトーデスでは,B細胞関連分子を標的とした生物学的製剤の開発が中心だが,抗体産生
の低下や補体の改善が見られても,従来の免疫抑制剤やステロイド治療より強力とはいえないことが多く,ほかの様々な標的分子阻害剤も検討されている.
シェーグレン症候群では,腺外症状の改善が見られても腺症状の改善が困難である傾向が見受けられる.血管炎では,リツキシマブが本邦でもANCA関連血管
炎ですでに承認され,Bリンパ球の表面マーカーに対する分子標的製剤も有効であることが示唆されている.強皮症の線維化についても様々な製剤が臨床試験中
である.生物学的製剤の開発はゆっくりではあるが今後も進められ,関節リウマチの以外の他のリウマチ性疾患でも,その進展が期待される.

 

あっという間に以下土曜日からの日記

・8/27(土)(日)は三重県名張市の赤目温泉で医療福祉政策学校という小さな小さな研究会に参加。参加者は20数名。医療のみで無く教育や福祉、医療経済等の勉強が出来ます。今回は、人口問題や年金問題の勉強ができました。年に2回あるので次の時には、発表しようと考えております。

・8/27(日)の研究会の後ちょっと時間があったので大阪市立美術館でおこなわれている『デトロイト美術館展』にいきました。本邦初公開の作品が15点あるそうですが、私が認識できたのは、ドガの「女性の肖像」、ゴッホの「オワーズ川の岸辺、オーヴェールにて」、ピカソの「読書する女」です。特に、わたし「泣く女」好きなので「読書する女」にもひかれましたね。あと、あの有名な「退廃芸術」というのものがどういうものだったか経験できて良かったです。そして、ああ、またやってしまいました。↓の様な本をつい買ってしまった。現在読書中、今晩も読むでしょう。おもしろいです。


「絶筆」で人間を読む―画家は最後に何を描いたか (NHK出版新書 469)

「絶筆」で人間を読む―画家は最後に何を描いたか (NHK出版新書 469)

  • 作者: 中野 京子
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2015/09/09
  • メディア: 新書

・その後は、帰宅。夕食食べて帰ると言っていたので岡山駅でいったんおりて、新八という焼き鳥屋で夕食。その後フォームイというビールをいっぱいおいているダイニングバーによって、帰宅。フォームには、結構アメリカのビールがおいてあり、今度チャレンジしてみようと思います。

・8/29(月)は1日大学院。帰宅は21時半近くでした。自分の勉強と自分がする方の講義の準備をシコシコとしておりました。

・8/30(火)本日は、特に講義が無かったので1日家にいました。午前中はしっかりと勉強。合間に庭の草取りしたりあらいものしたり。午後も同じで、15時半からちょっと外出。お金の振り込みやクリーニングをとってきたり。本日のメインイベントはiPhoneの機種変更。ドエスではなく、5SだったのをSEに変更。帰ってきて、いろいろソフトの設定のし直しやcloudからの取り込みが出来ましたが、まだ今後微調整がいりそう。今回のiPhoneの色は金色のガッシュを連想する金色。なぜ、それにしたか?黒だと目立たずどこにおいたか分からなくなるから。(同じ理由でボールペンも結構目立つ色にしています)今回メモリーを増やしたので、しっかり音楽やaudibleで朗読(と言っても落語が主)を聴きたいと思います。

 



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上腸間膜動脈症候群とパーキンソン病/年取ると夜が辛い

標題の上腸間膜動脈症候群は、医学書院医学辞典第2版では⇒上腸間膜動脈性十二指腸閉塞症ということで、以下の様な説明があります。

上腸間膜動脈性十二指腸閉塞症
ジョウチョウカンマクドウミャクセイジュウニシチョウヘイソクショウ
[英]arteriomesenteric duodenal occlusion
[同義語]上腸間膜動脈症候群 superior mesenteric artery syndrome

十二指腸第3部(あるいは第4部)が,前方から上腸間膜動脈(あるいは中結腸動脈),後方からは大動脈(あるいは脊椎や下大動脈)によって圧迫され閉塞し,上腹部痛,嘔吐,腹部膨満にて発症するとされている。上腸間膜動脈と大動脈の角度が小さい,上腸間膜動脈分岐部と十二指腸の距離が短い,十二指腸周囲の脂肪が減少しているという3つの解剖学的異常が本症発症の条件である。欧米では中年のやせた女性の慢性型が多く,わが国では若年男性の急性型が多い。治療は一般状態改善のためにまず内科的療法を試みるべきであるが,最近外科療法も改善され治癒率も向上している。

・私は、神経性食欲不振症の患者さんの場合、SMASの合併も考えて、単純に嘔吐をanorexia nervosaのみで考えてはいけないと記憶しておりましたが、パーキンソン病の時もその合併も考えておかないといけなというのが↓の症例報告。

 Superior Mesenteric Artery Syndrome Presented with Parkinson's Disease

Internal Medicine Vol. 55(2016) No. 16

 

https://www.jstage.jst.go.jp/article/internalmedicine/55/16/55_55.6795/_pdf

・結局痩せた人が嘔吐・腹痛を訴える場合は、SMASも鑑別診断に思い浮かべるようにしないといけないと言うことでしょうね。

 以下ほんのちょこっと日記

何か疲れがたまっているのか、なかなか早起きして朝勉が出来ません。今日は6時半に起きてしまったので、朝勉無く朝食摂って出勤です。で、午前外来。これは、予約が多かったのですが順調に終了。午後も外来。こちらも何とかヒーヒー言いながらも外来は18時ごろ終了。その後産業医関係の仕事と健診の所見付け等して帰宅は20時頃でした。何か夕方になると目が疲れて、痛くて仕事がなかなかしにくかったです。帰宅して入浴。夕食とりながら録画の『名探偵モンク』を観ました。で、このブログを書いております。で、これから本のチョコットだけ講義(教える方)の準備をします。

・明日は、三重県名張に医療福祉政策学校というとってもとっても小さな研究会に1泊2日で参加してきます。

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経鼻胃管症候群ってご存じでした?/謎のフラワーアレンジ

・今日J-stageで『日本気管食道科学会会報 Vol. 67(2016) No. 』をみていたら↓のような論文がありました。この経鼻胃管症候群というのは私は知りませんでした。医学書院医学大辞典第2版にも南山堂医学大辞典第19版にも載ってはおりません。

 

 両側声帯の外転麻痺をきたした経鼻胃管症候群の2症例

【抄録】 経鼻胃管 (以下N-G tube)
は日常診療で頻用される医療器材だが,まれに重篤な合併症として,両側声帯の外転麻痺をきたす経鼻胃管症候群がある。今回われわれは経鼻胃管症候群と考え
られた2例を経験したため文献的考察を加え報告する。症例1は83歳男性,前医で小腸イレウス加療中に呼吸困難,喘鳴を認めた。両側声帯の外転麻痺を認
め,気管切開術を施行した。症例2は51歳女性,進行胃癌に対しN-G
tubeを挿入した。その3日後に呼吸苦をきたし,両側声帯の外転麻痺を認めたため気管切開術を施行した。経鼻胃管症候群とは,N-G
tube挿入後に咽頭痛,両側声帯の外転麻痺,喉頭浮腫を発症する症候群である。加齢に伴う輪状軟骨の骨化,頸椎前方の高度な骨棘形成,低アルブミン血症
などを背景にし,喉頭と咽頭正中に固定されたN-G
tubeとの摩擦や,経鼻胃管の輪状後部への持続的な圧迫により,後輪状披裂筋の機能不全が原因とされる。N-G
tubeなどが挿入された患者で,遷延する咽頭痛,両側声帯の外転麻痺を認め場合には喉頭ファイバーでの観察が推奨され,抜去可能な管類は早急に抜去すべ
きと考える。

・残念ながら私は購読していないのでfull textは読めませんでした。ちょっとYahooで調べてみたら、freeでよめる論文がありました↓

経鼻胃管挿入者にみられる両側声帯麻痺:
nasogastric tube syndrome 4例の検討
 
臨床神経学雑誌第55号第8号 2015:8
 

https://www.jstage.jst.go.jp/article/clinicalneurol/55/8/55_cn-000670/_pdf

・ということで、経管栄養をしている患者さんが呼吸困難・喘鳴等をおこしたら、このような疾患もかんがえないといけないということですね。以後お見知りおきを。

以下昨日・今日の日記

8/24(水)は、午前中が外来。いつもはDr.Jと二診体制なのですが、夏休みで山に行ってしまったので一診体制でした。一様予約は少なめにしていたものの結構忙しかったです。午後は産業医面談。そしてカンファレンス。そして夜間診療。これまた結構忙しかったです。そしてそのまま当直に突入。病棟は落ち着いていたのですが、外来で夜中2時から4時まで患者さんの対応。さすがにこの時間、こたえました。

・本日8/25(木)は、当直「明け」で勤務。午前中はやはり一診体制。今日は結構余裕があって助かりました。午後からは市役所へ行って公害健康被害認定審査会。そして、それが終わってから病院へ戻って、労働安全衛生委員会。その前後で胸部レントゲンのダブルチェック。帰宅は18時40分くらいだったでしょうか...

・今日の午後は医局の会議だったのですが、私は上記のように市役所で会議でいませんでした。私不在の医局会議の最中に花屋さんから「お誕生日おめでとうございます」といったメッセージカードのついたフラーアレンジがとどきました。参加者は、自分は1月、私は9月と今の時期の誕生日の人はなく、いったい誰への花なのか悩まれていたみたいです。実は本日、私の同居人(配偶者とも言う)のウン回目の誕生日。私が花屋さんにお願いして医局に届けてもらっていたのでした。ちょっと真夏のミステリーになったみたいです。医局から帰宅して、花をみせたとき、素直にありがとうと言っておりました。私はてっきり商品券や現金の方がよいと言われると思っておりましたが...花だけで無く、帰り道金光駅前のベルジェという洋菓子屋でフィナンシェも買って帰りました。多分、花より団子だと思ったので。驚いたことに次女も配偶者にサーモスの水筒とポーチをプレゼントしておりました。渡すときに言った言葉がよろしい:使わなかったら、私が使うからと。

・さすがに34時間拘束されて働いたのでつかれました。22時までには寝ます。明日は、午前午後とびっしりと予約のつまった外来ですが、三診体制なので何とかなるでしょう。それでは、おやすみなさい。

 




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memo: DNARの法的課題/後輩から非難囂々、地獄から天国

最近は外来のみで入院患者さんを担当することがなくなり、直接患者さんを看取ることがほとんど無くなりましたが、定期的に来院される患者さんとは、時々終末期をどう迎えたいかという話をします。↓の様な論文がありました。

DNARの法的課題

蘇生 Vol. 34(2015) No. 2
日本蘇生学会雑誌 34巻 2号

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjreanimatology/34/2/34_71/_pdf

【抄録】 DNARについては,法整備も法解釈不確定である。しかし,こうした法的検討の前提として,何よりもDNARという概念が法律関係者にきちんと理解されていない。そればかりでなく医療者のですら定義や内容が共有されているとは言い難い。こうした法律を整備するための前提となるべき定義付けが確立されていないことが法的課題の出発点である。本稿では,DNARを「救命の可能性のない疾病末期の患者に,本人または家族の要望により,心肺蘇生術を行わないこと,あるいはそのことを関係する医療者に指示すること」と定義し,これについて現行の法制度,法解釈に照らした場合,どのような法的課題があるかを概括的に考察する。 

・そもそも「むやみな延命治療」とは何かという問題。誰が決定するかという問題。決定する家族の心理的な負担等々以前から私が漠然と思っていた内容が書かれておりました。一度患者さんに「延命治療」に関するイメージアンケートしてみようかしら...

以下金曜からの日記

8月19日(金)は午前外来、午後外来。その間に産業医面談。19時前の帰宅だったと思います。で、庭の草抜きをして入浴。相変わらず寝室のエアコンは壊れたままなので(居間をのぞいて)一番涼しい玄関で睡眠。扇風機かけながら寝たら明け方寒かったです。

・8/20(日)午前中はひたすら家の掃除。土曜日に配偶者に電気屋さんに行ってもらってエアコン契約し月曜日に工事に来てくれることになったので、なんせ掃除。(我が家はゴミ屋敷&準猫屋敷・・・時々介護サービスや訪問看護を断られる患者さん・ご家族の気持ちがよく分かる) そして、昼食、シャワー浴びて大学へ。15時から疫学・衛生学教室の同門会でした。NPO法人の総会後二つの講演を拝聴。レセプトを使ったいろいろな分析を興味深くききました。自分もちょっとやってみたいと思ったりして。

・同門会では後輩達が結構立派な服装で参加されておりました。私は、ジーパン(この言い方で年がわかる)とポロシャツ。大分前に後輩達にどのような服装で参加したら良いかと聞かれたので、フォーマルな格好が良いんじゃ無いと応えたので、皆さんちゃんとそのように着てこられました。しかし、他の参加者は大体ラフなカッコ。後輩からは、「先生がフォーマルでと言ったじゃん」と思い切り指弾されました。これから嘘つきオジサンと呼ばれそう。(言い訳として、私もスーツ着てこようとおもったけどクリーニングが間に合わなかったというこで...ウソではありません)

・18時にまじめな行事が終わり学生会館で懇親会。急遽歯科医じゃなくて司会(これは、本田宏Dr.のジョークうけうり)を仰せつかりそつなく(???)こなしました。

・その後2次会へ。私は3次会まで行くつもりだったのでホテルをとっていたので、まずチェックイン。それから2次会場のラボッカというイタリア料理店へ。一応地図をプリントアウトしていたのですが、みつかりません。ちょうどその日iPhoneを自宅のトイレ内に置き忘れておりGoogle mapつかえず。ちょっとグルグルして何とかたどり着きました。他のメンバーは当然揃っており、2次会は当然はじまっておりました。電話しても応答が無いので、私は溝の中にはまっておちたのだろうということになっていたそうで・・・岡山市では結構溝にはまる事件があるようです。

・まあ、何とか2次会に参加でき、おいしいごちそうでお腹いっぱい。そして3次会へ。バーバガボンドというところへ。0時過ぎまで飲んでおりました。そして、ワシントンホテルへ、即寝です。

・8/21(日)は8時20分頃起床。朝風呂入って10時前にチェックアウト。岡山駅のサンステでモーニングサービス食べて、帰宅。後は、ずーーーーっと掃除。寝たのは0時過ぎてから。

・8/22(月)は自分の健診。朝6時半頃起きて。掃除して、シャワー浴びて、水島へ。9時20分~11時まで色々検査。やっぱり胃カメラはえらかった。でも、昨年よりはなんか楽だった気がします。そして、帰宅。15時過ぎまでずーーーーっと掃除。そして、電気屋さん到着。何とか人が入って工事が出来るようにはなっていました。18時前に3台エアコン設置完了。あついなかお疲れ様でした。・・・ああ、そして夢のエアコン。居間は古いのを省エネタイプに変更ですが、自分の部屋と寝室は壊れていたものが新しくなり、今まで地獄だったのが、極楽へ。仏様がたらしてくれた蜘蛛の糸は途中でちょん切れませんでした。なんか、本当に往生してしまいそうな。(現在勉強部屋を28度に設定。扇風機回したら寒いくらい。なんせ、部屋3畳くらいしかありませんから) もう、うれしくてうれしくて一人乾杯:ビアへるんスタウト・・・おいしいっ!よせば良いのに次にミツボシビール(先日家族旅行でいった名古屋で買ったわけでは無く、たまたま良く行く酒屋さんにあったので購入していた)。これは一本目でヘロヘロになっていて、よう味が分かりませんでした。今度は、最初にこれを飲みましょう。で、早めの就寝。多分22時頃には寝ていたでしょう。

・本日は6時半起床。午前中はゆっくりと読み物。お昼から大学へ。13時半より他の教室先生の研究のお手伝いの打ち合わせ。講師のT先生とMPHの1年生二人と私、そして、知らなかったけど本日MPHの受験日でそれにこられていたDr.も参加。打ち合わせは15時前に終わりましたが、その後学生同士で雑談。この雑談というのが、学生には良いのですよね。ずーと臨床の仕事しているとこういうことができません。Ichiro Kawachi先生もgossipということで勧めております。(無駄は無し、世間話という意味ですよ) 16時頃に雑談も終わり帰宅。お風呂入って、夕食。録画の『月曜から夜ふかし』を久々に観ました。で、このブログを書いております。もう、おねむになってきました。もうひとがんばり仕事?して、ねます。明日は午前外来、午後産業医面談、カンファレンス、夜間診療。当直。その次当直「明け」で外来。午後から倉敷市役所で公害認定審査会。そして病院へ戻って労働安全衛生委員会となかなかハードです。

・この間電車に乗って読めた本が↓先日家族旅行で名古屋へ行きましたが、その時ボストン美術館へよってたまたま見付けた本。結構おもしろかったですよ。


「農民画家」ミレーの真実 (NHK出版新書 427)

「農民画家」ミレーの真実 (NHK出版新書 427)

  • 作者: 井出 洋一郎
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2014/02/06
  • メディア: 新書

 

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アニサキスで胸痛も/明智光秀以下の期間

アニサキス症と言えば、腹痛ですが、胸痛という訴えもあるようです。↓のようなレポートがありました。(いかそうめんのようなアニサキスがニョロニョロ動く動画がみられます)

Gastric Anisakiasis

Uichiro Fuchizaki, M.D., and Masahi Nishikawa, M.D.

N Engl J Med 2016; 375:e11August 18, 2016

http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMicm1509451

・患者さんはひどい胸痛と心窩部痛を訴えてこられており、著者らは最初心疾患を疑ったみたいですね。教訓としては、胸痛で来院されても食事内容は聴くべきだということでしょうか。心窩部痛の時は心筋梗塞も鑑別診断にいれると同様に、胸痛の場合アニサキスを鑑別診断にいれるということでしょうかね。

 

あっという間の以下日記

・我が家の寝室エアコンが壊れているのは以前書いたと思いますが、8月15日に冷房は駄目だが「ドライ」は大丈夫ということに気がついて、15,16日とは快適に眠れましたが、恐れていたように17日はドライも効かなくなりました。明智光秀よりも短い「二日天下」でした。ドライが効いたときは、蜘蛛の糸で地獄から天国へ昇った感じでしたが、今回また地獄に突き落とされた感じ。早くエアコン買わないと... 

本日は6時前に起床。朝食後水島へ。午前中は産業医学科外来。予約数はすくなくゆっくり診察が出来ました。患者さんのお一人が鷲羽山の四つ目トンネルの工事に関わっていたことがわかりました。当時はじん肺の知識(教育?)が無くイケイケで仕事をしていたこと。患者さんはおもしろかったとも言っていました。私は、職業病という産業のダークサイドを扱うので、ついつい炭坑やトンネル工事など「苦行」のようにとらえる「癖」がついていましたが、労働は喜びでも有り、人間を発達させるものであるということを思い起こされました。

・午後からは玉島へ戻って、主にレントゲンの読影。帰宅は19時前。まだ日は暮れていなかったのですこし庭の草抜き。やっぱり、猫がよってきます。そこで一句:草抜けば 猫がくるなり うちの庭。

・草抜き後入浴、夕食。録画の名探偵モンクをみて、その後部屋の片付け。そしてこのブログを書いております。これから寝ながらまだ読了していない”ミレー”の本を読みます。

 

*最近明智光秀の子孫が、彼の歴史的評価に異を唱えて書いた本があると言うことですので、読んでみたいとはおもっております↓


【文庫】 本能寺の変 431年目の真実 (文芸社文庫)

【文庫】 本能寺の変 431年目の真実 (文芸社文庫)

  • 作者: 明智 憲三郎
  • 出版社/メーカー: 文芸社
  • 発売日: 2013/12/03
  • メディア: 文庫

 

「本能寺の変」は変だ!  明智光秀の子孫による歴史捜査授業

「本能寺の変」は変だ! 明智光秀の子孫による歴史捜査授業

  • 作者: 明智 憲三郎
  • 出版社/メーカー: 文芸社
  • 発売日: 2016/05/14
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)




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刈り払い機で埋め込み型デバイス感染/ドライでちょっと救われた

・刈り払い機というのは、棒の先に丸鋸のような歯がついていて、草や木をかるものです。Googleで検索していただくといっぱい写真がでます。産業医学をしていると当然刈り払い機=振動障害という発想が出てくるのですが、肩からシートベルトのようなひもでつるすので当然胸にも振動が伝わります。その振動で埋め込み型の除細動器の表面の皮膚が「損傷」して感染を起こしたという症例報告がありました↓

刈り払い機でデバイス感染草刈り作業による機械的刺激によってデバイス感染を合併したBrugada症候群の1例   

心臓 Vol. 47(2015) No.2

https://www.jstage.jst.go.jp/article/shinzo/47/2/47_166/_pdf


【抄録】  症例は75歳, 男性. 失神発作を伴うBrugada症候群に対して2012年9月に植込み型除細動器 (implantable cardioverter defibrillator ; ICD) 移植術を施行した. ICD植込み8カ月後に草刈り機を使用し, 約5時間の草刈り作業を行った. 植込み部位に軽い違和感があったが放置し, 数日後挫創ができていることに気付き近医を受診した. 創部は徐々に拡大し, 数日で創部が開放したためデバイス感染が強く疑われ精査加療目的で当院に入院した. 左前胸部の創部に膿瘍を形成しており, 鑷子で創部を観察すると容易にICD本体が外部と開通していたためデバイス感染と診断した. 入院第2病日にICDを全抜去し, 抗生剤による厳重な感染コントロールを行った後, 反対側からICD再植込み術を施行した. デバイス感染予防には草刈り作業などの物理的刺激の回避も重要と考えられ, デバイス感染の診断・治療・管理についても文献的考察を加えて報告する. 

 ・労働衛生/産業医学は、屈強な労働者のみが対象では無く、ペースメーカや埋め込み型除細動器、埋め込み型ポートを入れた人や癌サバイバー、免疫抑制剤を使っている人等々、一見健康そうにみえなが「弱点」のある人の事も視野に入れておかないといけませんね。

以下日記

・今日は6時40分起床。壊れた寝室のエアコンが冷房はだめだが、ドライは効くと言うことが判明し、昨日は気持ち良く眠れました。ただ、いつそれが機能しなくなるかが恐い。

・本日午前中は自宅で勉強。午後から大学へ。自習→夜の講義。帰宅は21時半頃。夜の講義って疲れます。どうしてもウトウトしてしまいますね。帰ってすぐ夕食。お腹いっぱいなのですぐお風呂は入れないので、このブログ書いています。これから最近購入した統計ソフトのstataをインストールしますが、うまくいくかな?

・明日は、午前外来、午後カンファレンス、夜間診療です。久々の外来で、勘狂ってないかな。



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石を吐く/名古屋家族旅行

・今回の標題は、何かに似ているなぁと考えたら、『納屋を焼く』が思い浮かんだのですが、もっと似ているフレーズあるでしょうね。

呼吸器疾患の症状の一つとして喀痰がありますが、単に血が混じった血痰、血そのものをは喀血、じん肺(炭坑夫肺だったと思いますが)で、真っ黒な「痰」をはく場合等ありますが、固形物(医学では俗に?「石」といっていますが、)をはく場合もあります。↓の様な症例報告がありました。

Broncholithiasis and Lithoptysis Associated with Diffuse Panbronchiolitis

Internal Medicine Vol. 55(2016) No. 16

https://www.jstage.jst.go.jp/article/internalmedicine/55/16/55_55.6479/_pdf

・本文中にあるように石を喀出した場合、silicosis, histoplasmosis, tuberculosis, cryptococcosis, aspergillosis, coccidioidomycosis, and actinomycosis等を鑑別診断として考えないといけないみたいですね。

・この文献が引用している文献が↓

Broncholithiasis and lithoptysis associated with silicosis


V.C.S. Antão, G.A. Pinheiro, J.M. Jansen



http://erj.ersjournals.com/content/erj/20/4/1057.full.pdf

Abstract


A case of broncholithiasis associated with massive
silicosis is reported, showing a rare aspect of parenchymal lesions
generating broncholiths as well as the presence of recurrent
lithoptysis, with subsequent regression of radiological lesions.


Aetiological, clinical, physiopathological, and
radiological aspects of the disease are discussed, demonstrating the
importance of the use of computed tomography in diagnosis. The
mineralogical analysis of expectorated fragments is also shown.

以下日記
・8/13、14は家族5人で名古屋へ行ってきました。なんで、このくそ暑いときに名古屋かというと、長女が劇団四季の『オペラ座の怪人』のチケットをとって家族を招待してくれたからです。
・8/13(土)はお昼前に四女を預けて、長女を除く4名で名古屋へ。駅で長女を落ちあって13時過ぎに栄えのホテルにチェックイン。それから中日ビルの地階になる稲生というお店でひつまぶしをいただきました。何と三女は、大盛り。その後夕方まで栄えのデパートで各自自由にお買い物。ワタシャ、無印良品で半袖シャツと下着、東急ハンズで水筒をかいました。(そんなん、名古屋で買わなくてもかえるやんと、君言うこと無かれ。なかなかデパートに買い物にいける機会が無いのです)いったんホテルに戻ってシャワーを浴びて20時過ぎにディナーへ。ウルフギャング・パック カフェ 愛知芸術文化センター店というお店に行きました。11階で、眺めが良くOASIS21をみおろせました。料理もおいしく、みんな満足。娘3人はおしゃべりに花が咲いておりましたが、配偶者はウトウト。私は娘達のはなしを聞いていました。ビックリしたことに、長女と三女がアドラーの心理学の本を読んでいたとのこと。三女は、それを読んで性格変わったと友達に言われたと。へーっ、でした。子どもはいつまでも子どもでは無いのね。(でも、子どもだけど)本来22時時までなのにおしゃべりして22時30分までお店にいてしまいました。で、通常の出口から出られず、お店の人に裏口を案内されました。遅くまでいて、ゴミンナサイ。
・8/14(日)の午前中は自由行動。私は、来年(だったと思う)閉館してしまう名古屋ボストン美術館へ。『ルノアールの時代 近代ヨーロッパの光と影』と言うものでした。標題にルノアールとありますが、今回ドイツの画家の作品が展示されており、そういえばあまりドイツの作品観たこと無いなと認識しました。展示されていた絵では、ヨーゼフ・イスラエルスというひとの「別離の前日」という絵が私にはかなりインパクトが強く、妻の悲しみが伝わってくるような、子どもは呆然としているのか、意味が分かっていないのか...その解説をみたいと図録を買いましたが、ちょっと説明不足。巻末に主要作家解説というのがあったのですが、この作家の解説は載っていませんでした。
・配偶者、次女、三女は栄で買い物。長女は、徳川園に鯉を観にいっとりました。劇場までで落ちあい、13時より観劇。私、実はミュージカルを生で観るのは初めてでした。舞台装置、衣装がすごかった。歌は、台詞が聞き取りにくくて残念。内容は、まあこんなものかという感じです。一番印象深かったのは、マスカレードの場面。衣装スゴイし、人間そっくりの人形が階段にならんでいたのが、すごい。最初人間だと思ってみておりました。あの人達ぴくり動かなくてスゴイ、特に脚を高く上げているひと、なんて。いつまでたっても踊り出さないので、ああ、人形だったのねと気がつきました。
・観劇後は、名駅へ。「台湾まぜ蕎麦」をみんなで食べて、あとはお土産の購入。そして、帰宅。つかれて新幹線の中は、んな寝取りました。
・帰宅した晩は、寝室のエアコンが壊れて大変でした。どうしても寝られずエアコンのある居間で寝ましたが、寝た気がしない→6時前にメガ冷めました。
・本日8/15は大学院お休み。1日部屋の片付けをしておりました。部屋の中32.8度。風が通らず、暑い。
・エアコン、冷房はだめだが、ドライは良さそうなので、これからそれにトライしてねます。ボストン美術館で見付けた↓の本を読みながら眠るとします。
「農民画家」ミレーの真実 (NHK出版新書 427)

「農民画家」ミレーの真実 (NHK出版新書 427)

  • 作者: 井出 洋一郎
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2014/02/06
  • メディア: 新書
 
・注:最初の方に出てきた「四女」とは、雌のトイプードルのことです。

 



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FYI: レイノー現象(NEJMの総説)/仕事は夏休み、でも授業はあり

・振動障害の患者さんを診ているのでレイノー現象の文献があるとちょっと気になってしまいます。今週のNEJMに総説がありましたのでお知らせします。(ただ、購読していない方は、みれないのかな...:私、大学でみていたので、全文見ることができましたが...) 

Raynaud’s Phenomenon

Fredrick M. Wigley, M.D., and Nicholas A. Flavahan, Ph.D.

N Engl J Med 2016; 375:556-565August 11, 2016

 http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMra1507638

 

この論文の中で、capillaroscopyの写真が紹介されていました。(爪の部分の毛細血管を見る顕微鏡のようなもの)まだ、日本では普及していないみたいですね。(私は、以前何かで写真を見たことはありますが...このブログで紹介しかしら?)下のいくつかのサイトを参照ください。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/arerugi/64/1/64_32/_pdf

https://www.fmu.ac.jp/univ/sangaku/data/seeds/ohira_hiromasa2611.pdf

http://www.intmed2.fmu.ac.jp/research/liver.html

 

あっという間に以下日記

・水曜、木曜とブログをかいていなかったので、振り返り。

・8/10(水)は、午前外来、午後カンファレンス、夜間診療、つづいて当直。幸いなことに(???)個室の空床がなく救急車の受け入れはなかったのですが、入院患者さんの対応がちょっとありました。9時に申し送りを済ませ9時15分に病院を出て帰宅。あとは、フリーです。1日ずっと掃除と草抜きをしておりました。夜に非常勤講師をしている大学の学生さんの成績づけ。PC上で行い、「送付」完了。ホッとしました。

・本日8/12(金)は、仕事は夏休み。朝一で福山のコロナワールドへいって、『X-men: アポカリプス』を観ました。ああ、なるほど、こうやって話がつながるのねとは思ってみたものの、ちょっとつながりに矛盾があるのではと、過去のうろ覚えの記憶であいまいですがちょっと違和感がありました。まあ、それはよろしい。劇中悪役が軍人を操って世界中の核ミサイルを発射させて宇宙空間に「捨てさせ」たのはちょっとおもしろかったですね。意表をついているようですが、そもそも悪役の目的は人類の滅亡ではなく、支配ですから、overkillができる核ミサイルを使用してしまうともともこもなくなるので、とても合理的。ただ、宇宙空間にただよう核ミサイルの「画」がでましたが、少なすぎる。1万発以上あるはずですから。(核ミサイルと核爆弾は違うので、正確には宇宙空間に漂うべきミサイルは1万もないかもしれませんが…)それはさておき、アポカリプスって黙示録のことだったんですね。アニメのエヴァンゲリオンと一緒で、映画で初めて認識しました。

・コロナワールドへの行きかえり先日コンサート会場で買った(コンサート限定販売=アマゾンでは買えない)『上妻宏光”Standard Songs”feat. 佐藤竹善』というCDを繰り返しきいておりました。「木蘭の涙」「津軽じょんがら節」「見上げてこらん夜の星を」「メロディー」の4曲しか入っていないのですが、何回も繰り返し聞きました。特に「木蘭の涙」がとてもよろしかった。佐藤竹善も要フォロー。

・午後からは大学へいってお勉強。(その前に散髪しましたが・・・医学部近くのWADAという理容院へ行きました。今回2回目。最初は、たまたまインターネットで探してちかいところということで行ったのですが、なかなか良かったので2回目いきました。今回も満足)主に英語のロスマンの疫学を読みましたが、英文の集中力って30分しかつづかないと認識しました。今後の勉強の目安とします。

・18時45分から、大学院の「研究方法論(応用)」という大学院生がすべて受けなければならない講義にでました。今日は慢性感染症のはなし。特に歯周病が全身にあたえる影響について。なかなか面白いテーマですが、睡魔に負けました。

・帰宅は21時半過ぎ。夕食とって入浴。そしてこのブログ書いています。明日から1泊2日で名古屋に遊びに行きます。なので、またブログが書けないでしょう。

 



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ミルクアレルギーの人は安い霜降り肉を食べてはいけない/我が三女は危険?

 ・私は、牛肉が好きで神戸牛なんかにあこがれていましたが、最近は脂がこたえてサシのはいった牛肉は食べたいとは思いません。ところで、本日ご紹介の論文を読むための基礎知識。霜降り肉とは英語でmarbled beefと言うそうです。それから、成型肉、インジェクション加工というものがあり、Wikipediaによると「細かいくず肉や内臓肉を軟化剤で柔らかくして結着剤で固め、形状を整えた食肉牛肉赤身に牛脂や食品添加物などを注射した、「インジェクション加工」と呼ばれる処理を施した牛肉も含まれる。」ということだそうです。で、本日ご紹介の論文。牛乳と卵にアレルギーの子供が「霜降り肉」をたべたらアナフィラキシーを起こしたというもの。原因は、インジェクション加工した肉でカゼインを使っていたというものです↓

Anaphylaxis caused by casein used in artificially marbled beef: A case report

July 2016 Vol. 65 Issue 3, Page 341-342 

http://www.allergologyinternational.com/article/S1323-8930(16)00011-3/pdf 

http://www.allergologyinternational.com/article/S1323-8930(16)00011-3/fulltext

 ・肉といってもいろんなものが入っていることがあるので、アレルギー体質の人は要注意。また、論文にも書かれていますが、医療関係者もこういうことをしっておかないといけません。・・・こういう肉の加工をする労働者側でアレルギーが起こっていないのか気にもなります。

以下日記 

・今日は6時15分起床。朝勉するまなく岡山へ。岡山駅から歩いてシンフォニーホールまで。表町のベンチに座ってちょっと読書。9時50分よりシネマクレールで『素敵なサプライズ』という映画をみました。まあまあ、面白かったです。ディテールはちょっと荒いとは思いましたが、まあ、登場人物がなかなか良かったので許す。(←何様やっ)

・映画の後は大学へ行って昼食、勉強。夕方もう一人の院生と↓の本の勉強会。(二人でも「会」というのかな?)

Epidemiology: An Introduction

Epidemiology: An Introduction

  • 作者: Kenneth J. Rothman
  • 出版社/メーカー: Oxford University Press, USA
  • 発売日: 2012/06/04
  • メディア: ペーパーバック

 

各章の最後に問題があるので、二人であーでもないこーでもないと解いておりました。残念ながら解答が書かれていないので何が正解なのか不明。なんか、正解がわからないと不安・・・管理職時代現実の問題は、明確な解答というのはないというようなことをエラソーに言っておりましたが、解答を教えてもらえないと不安になる。これは、日本の教育の影響???

・問題の一つに↓のようなものがありました。

A resercher determined that being left-handed was dangerous, because he found that the average age at death of left-handers was lower than that of right-handers. Was he correct? Why or why not?

・さあ、皆さん考えましょう。うちの三女は左利きですが、この説によると「危険」ということになります。大丈夫か、三女?

・同じような問題がこのひとつ前にありました: ジャズ好きな内科医がジャズメンの死亡時の年齢をジャズ辞典で調べたら、巷で言われているような(自由奔放というか破滅的な生活しているから) 短命ではなかったとのこと。これは正しいか?・・・これも考えてみてください。

・今日はこれ位にして、↓の本を睡眠薬代わりに寝ます。明日は午前外来、午後カンファレンス、夜間診療、当直と明後日の9時まで仕事。まあ、当直明けは本当に明けなので、よしとしましょう。

意思決定と合理性 (ちくま学芸文庫)

意思決定と合理性 (ちくま学芸文庫)

  • 作者: ハーバート・A. サイモン
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2016/01/07
  • メディア: 文庫

 



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ハラーフォルデン-シュパッツ病/久々の映画二連ちゃん

・標題のハラーフォルデン-シュパッツ病と言うのは、医学書院医学大辞典第2版では↓

 ハラーフォルデン(Hallervorden J)とシュパッツ(Spatz H)により1922年に初めて報告された進行性の稀な変性疾患で,原因は不明である。四肢の筋トーヌスの亢進と痙性などの錐体外路系の症状が先行し,後に内反尖足や舞踏アテトーゼ様の不随意運動などが出現する。網膜色素変性,視神経萎縮などを伴う。発症は小児期の中頃から後半にかけてであり,しばしば家族性の発症をみる。成人発症例も報告されている。病理学的には,淡蒼球,特にその内節と黒質緻密層の対象性の変性が特徴的で,神経細胞脱落とグリオーシスが強く,鉄色素の異常沈着と多数のスフェロイド(軸索終末の腫大・変性)の存在が特徴的である。肉眼的に見て,淡蒼球が鉄沈着のため濃い褐色調を示すので,淡蒼球色素変性症とも呼ばれる。

・上記辞典は2009年出版なので、ちょっと古い記述だとおもいます。最近は

Pantothenate kinase-associated neurodegeneration (PKAN)(パントテン酸キナーゼ関連神経変性症

とよばれているようです。詳しくは、難病情報センターのwebsiteをご覧下さい↓

 http://www.nanbyou.or.jp/entry/2210

・いずれにしろとても患者さんは少ない病気ですが、何故今回とりあげたか?それは↓をお読み下さい。

 続いて日記

・今日は6時前に起床。朝勉して、カレー食べて岡大医学部へ。午前中は疫学でつかう統計学の学習会。午後からは自習(今までは京都大学へ講義に行っていましたが、ただいま夏休み中)15時半まで勉強して、後はシネマクレールへ。『帰ってきたヒトラー』と『教授のおかしな妄想殺人』 を観ました。前者は一応コメディの様ですが、恐い。後者は、邦題がどうかな?原題は、 Irrational Manです。一応ダーク・コメディみたいですが、コメディーなんかな。実はつい最近まで後者の映画の存在は知らなかったのですが、たまたま映画館の宣伝でウディ・アレン監督とあるのが目についたので急遽観てみようと思いました。ウディ・アレンの作品は『ミッドナイト・イン・パリ』『ローマでアモーレ』しか観ていなかったのですが、結構おもしろくて観てみようと思ったわけですが、この二つとはちょっと趣が違いましたね。

・電車の中で↓の本がよめました。


ヒトラーの震え 毛沢東の摺り足―神経内科からみた20世紀 (中公新書)

ヒトラーの震え 毛沢東の摺り足―神経内科からみた20世紀 (中公新書)

  • 作者: 小長谷 正明
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 1999/05
  • メディア: 新書

 

・そもそもなんでこの本を買ったのか覚えていないのですが、なかなかおもしろかったですね。その中で、「二十世紀のファウスト博士」という章で、ハーラー・フォルデのことが取り上げられていました。医学書院医学大辞典第2版の彼についての記述は↓

 1882-1965。ドイツの神経病理学者。1882年東プロイセンのケーニヒスベルクで出生。1921/22年に精神病院からミュンヘンのドイツ精神医学研究所に研究に来た時にシュパッツ(Spatz H)と会い,それ以来2人の友情が続いた。彼が持参した一少女の脳が,当時シュパッツが築いた錐体外路運動系の概念を立証する病変を示し,「錐体外路系の特異な疾患」として報告。これが後にハラーフォルデン-シュパッツ病と呼ばれた。1938年にシュパッツが所長を務めるベルリンのカイザー-ヴィルヘルム脳研究所の神経病理部門の長に迎えられ,1948年にはシュパッツとともにギーセンへ移り,1956年引退。1965年フランクフルトで83年の生涯を閉じた。

・これだけ読んだら、ああそうですかで終わりますが、ナチスドイツ時代T4作戦(とその前の安楽死プログラム)で殺害された重症心身障害児や精神病患者の脳をもらい受けて研究をしていたのですね。しかし戦後訴追されること無くドイツ神経病理学会の会長を務め、1949年(当然戦後)に「胎児期の一酸化炭素中毒による脳の発達障害について」と言う論文を発表したということです。これは、妊娠五ヶ月の母親がT4計画でガス室に入れられが死なずに生き残り、その後に生まれた子どもの脳の発達異常についての病理学的な報告だそうです。そういう論文をアクセプトした学会も学会・・・日本と比較してドイツは第二次世界大戦をきちんと総括しているような言説を聞きますし、わたしもそうだと思っていましたが、必ずしもそうではないのですよね。

・この本の最後の引用文献に『ヒトラーをやじり倒せ』というのがありました。今日観た『帰ったきたヒトラー』のエンディングで流れた曲が「ヒトラーをよじる倒せ」と歌っていました。なにか、このフレーズに歴史的な意味があるのでしょうか?・・・ちょっと調べてみましょう。



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