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歯茎のカタツムリが這った跡をみて何を考えるか/前川喜平さんの話は「きいた」けど

Lancetのclinical pictureに歯茎にカタツムリがはったようなある患者さんのレポートがありました↓


Non-healing ulcerative paronychia
・診断名は、Pyodermatitis-Pyostomatitis Vegetans。医中誌でこの言葉を入れてみると22件ヒットしましたが、日本語訳は載っていませんでした。ヒットした文献の一つに『皮膚病診療』という雑誌に「【聞き慣れない病名 2005】 pyodermatitis-pyostomatitis vegetans」というタイトルがついていたので、私が知らなかってもそう問題はなかったのでしょう、と安心。(←ホンマかっ?)
・私の手元の医学辞書には、pyodermatitis vegetansは増殖性化膿性皮膚炎、pyostomatitis vegetansは、増殖性化膿性口内炎と訳はありましたが、pyodermatitis-pyostomatitis vegetansという項目は載っておりませんでした。
・ポイントは、潰瘍性大腸炎、クローン病との合併があること。↓で紹介している二つ目の論文に「In most cases, gastrointestinalsymptoms of IBD precede PD-PSV. However, cutaneous lesions may precede gastrointestinal symptoms in approximately 15% of patients3, indicating the need for the evaluation for IBD even if patients with PD-PSV have no gastrointestinal symptoms.」と書かれていました。
・あと注意点していただきたいのは、今回のブログの標題ではカタツムリの這った跡と書きましたが、結構多彩な口腔内病変があるようです。
・あと二つレポートを↓
Indian J Dermatol. 2017 Jul-Aug; 62(4): 434–436.

Pyodermatitis-pyostomatitis Vegetans

・↓は、歯肉がsnail track
Ann Dermatol.2015 Oct;27(5):624-5. doi: 10.5021/ad.2015.27.5.624. Epub 2015 Oct 2.

Pyodermatitis-Pyostomatitis VegetansAssociated with Crohn's Disease.



以下日記

・今日は自然と6時半前に目が覚めて、11時までは勉強とお片付け。11時過ぎに配偶者と岡山(市)へ。まず、イオンに行って軽食とって、買い物して13時20分頃に岡山国際交流センターへ。13時半から16時半まで「加計問題を考える会」主催の「前川喜平さん・寺脇研さんズバリ加計問題を斬る」という講演会に参加するつもりでした。ところが、行ったらなんと満員。300人入る8階のホールが立ち見で、いっぱい。急遽地下に別室をもうけて中継でみられるようにしましたということで、私たちは地下へ。ところが無線の接続、動画の映写の設定がうまくいかず、15分くらい予定時間超過。で、もって8階と地下を無線でつなぐソフトが、多分無料だったのでしょう、ところどころ講演中に関係ないコマーシャルが入る。また、画像はピンぼけているし音がとても聞き取れない。おまけに機器が設定できる人が、最初に設定したらいなくなって途中は分からない人が対応している。で、うまく映像がみられだしたと思ったら、司会者?が地下とつながっていないからもう一度(実はもう視聴できていたのに)と、講演を途中で止めてしまう。もう、グデングデン。私が、今まで参加した講演会の中で一番段取りと言うか、対応が悪かった講演会でした。何とか、前川さんの講演のみはきいて、あとの討論会はパスして抜けて帰ってきました。会を開いた方々は、当然まじめに善意でやっておられるでしょうが、運営は最低でした。(俺たちは、良いことをしているんだ。多少の失敗には目をつぶれ、というようなお気持ちをお持ちでしたら、ぜひ、そのような考えはすててもらった方が良いと思います。)To err is humanですが、失敗した後の対応がまずかったですね。

・予定より早く16時くらいに帰宅。配偶者と御座候でお茶して、あとは勉強と講義の準備です。18時過ぎにお風呂入って、夕食+アルコール摂取。で、このブログを書いております。現在21時過ぎました。これから歯磨きしてサッサと寝ます。

・明日は1日大学院。久々に学友(古い言い方?)と会うのがちょっと楽しみかな。

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コメント 2

患者です

この病気を患った者です。
私の場合は真っ白で丸い膿胞が歯茎に出るところから始まりました。ただそれが増殖するので膿胞同士がくっつき、様々な形に変わっていった感じです。膿胞のうちは痛みはないですが、潰れると何も食べられなくなりました。眼、鼻腔にもできました、食道に入る1歩手前でした。
天疱瘡と似ているのですが、デスモグレイン陰性・蛍光抗体法も陰性であることが違うそうです。
そしてUC患者です。

私の場合はステロイドであっという間に治りましたが、その後3度再発しています。
診断が下るまでに多くの時間を要し、その間つらい思いをしたので、この病気の認知度が高まることを願っています。

いきなりのコメント失礼いたしました。

by 患者です (2018-02-15 13:04) 

michiba

>コメントありがとうございます。
とても具体的な症状経過ありがとうございます。勉強になります。炎症性腸疾患がそもそもあって、この疾患がでてきたら診断はそう難しくない(かな?)でしょうが、最初に発疹の方からでてあとから炎症性腸疾患が発症してくる場合は、なかなか早期の診断は困難なような気がします。おっしゃるように、この疾患の認知度が少しでもあがればよいですね。
by michiba (2018-02-16 20:50) 

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